

「世界一の環境先進大学」を掲げている本学において、「三重大ブランドの環境教育」は、平成19年度から実施している「環境資格支援教育プログラム」および平成20年度から実施している「国際環境教育プログラム」の充実化によって、三重(地域)から世界へ通用する環境人財を養成することを目指しています。
「環境資格支援教育プログラム」を通して、文系、理系、工学系、医学系を問わず、本教育プログラムの履修者全員には、環境内部監査員の資格を授与し、本学の環境PDCAシステムにおいて、大学生の時期から環境側面における大学の運営に係らせます。
また、「環境インターンシップ」を共通教育および専門教育において実施することで、社会のニーズに対応できる技能の取得や社会的責任を果たせる環境マインドの向上につとめ、社会(企業、行政、NPO法人など)に認められる環境人財を養成します。
一方、「国際環境教育プログラム」を通して、「アジア・パシフィック環境コンソーシアム」を構築し、国際的視野にたった環境教育プログラムの開発および交流を行うことで実践外国語能力を高め、内外の豊富な環境教育プログラムの受講によって、外国の企業や国連関連の国際機関での「国際環境インターンシップ」を実施し、国内に止まらず国際的に通用する国際環境人財を養成します。
三重(地域)に根ざし、世界に誇れる国際環境人財を養成することは、本学の教育理念である「三重から世界へ」と合致しています。
本取り組みの評価は、社会のニーズを考慮した学内および学外の第三者機関からなる委員会を組織し、運営することで、カリキュラムの内容および成果を客観的に評価・実証でき、持続可能な社会構築に寄与できる「大学の社会的責任(USR)」を果たします。
平成20年度文部科学省の教育GPの質の高い大学教育推進プログラムに「三重大ブランドの環境人材養成プログラム:事業推進責任者/朴 恵淑人文学部教授」が採択され、平成22年度まで積極的に推進されます。
本取り組みの2本柱である、「環境資格支援教育プログラム」および「国際環境教育プログラム」の「PDCAサイクル」は、環境ISO推進室を中心に、共通教育センター、国際交流センターとの連携によって実施されます。 |
まず、計画(Plan)において、環境資格支援教育プログラムの開発、環境インターンシップおよび国際環境インターンシップの開発、基礎科目および専門科目における環境関連科目の開発などが行われます。
次に、充実、かつ積極的に実行(Do)し、さらに、評価(Check)において、プログラムの評価、参加学生からのアンケートによる満足度調査、内部評価および産官学民の第三者評価による成果および課題を探ります。特に、三重大学の特色として、環境資格支援教育プログラムの履修者からなる学生による内部監査が行われます。
最後に、見直し(Act)において、プログラムの改善、新プログラムの提案などを行い、継続的改善を図ります。 |
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